La.sistaのロードバイクの愉しみの中心は「ロードツーリング」です。
ツーリングと言うとレースに比べると「ユルイ」とか「お気軽」というイメージを抱く人が多いかもしれません。ですが、ハイキングとトレッキングのように、ツーリングでも走破する道や行程計画によっては、管理された中で走るRaceよりも過酷なものとなり得ます。
ロードバイクという、より速く、より遠くへ連れて行ってくれるバイクに乗るならば、その性能を引き出す乗り方を提案して行きたい、というのがLa.sistaの考えです。
そんな訳でClub La.sistaのRoadイベントの一つ「ラジFondo.」の入門編としてあるのが「ラジFondo.ミニ」
今回のコースは大雨により急きょ変更。約30km、獲得標高約500mを約2時間で走破する計画。
この時期にロードサイクリングを楽しもう、とすれば酷暑対策が最重要課題となります。体調管理からペース配分、更には水分補給からカロリー計算、補給ポイントの段取りなどを考えなければなりません。
今後、自らロードツーリングの計画を立てて実行するにあたり、その基本的なスキルを皆で向上させるためのイベントでもあります。
今回は9名程の参加。決して大人数ではありませんが、他の交通に配慮して2班に分けて、それぞれに「再クイリングリーダー」を置き、班ごとにブリーフィングののち出発。
手信号は「メンバー向け」と「クルマ向け」を使分けるなど、コミュニケーション第一、安全第一で進みます。
この日、いつもは実走で皆さんの走りを観察する店主は諸般の事情でチームカー通称「ラ・モス」でサポート。
気温35度を越える酷暑のなか、小まめな休憩と水分補給、お互いの顔色や話しで体調をチェックしあい「無理がないか」を気を付けます。
体力によって走りの差が出る登りはグループを解除してそれぞれのペースでアタック。各自の目標や体調に合わせてゆきます。
速度の出る下りは、今までの「Roadベーストレーニング」で得た事を思い出して走ります。
最後の休憩地点では安堵の表情。暑さの中で「冷却剤」はこの上ない幸せ。
バリバリ走れる人も、体力に自信のない人も、助け助けあい、無事ゴール。
ロードサイクリングは自然を相手に愉しむスポーツです。無知や無謀がもたらすのは自らの命をキケンに晒し、他人に大きな迷惑を掛けてしまう事があります。
最近は、様々な緊急サービスが登場し事なきを得る事も有るかと思いますが、やむを得ない場合は「利用させていただく」ものであり「それ在りきで頼るものではない」とLa.sistaは考えています。
そして「自己解決」できる事が増えれば増えるほど、サイクリストとしてのスキルは向上し、より遠くへ、より速く、安全に愉しいサイクリングが待っています。
Club.La.sistaの「ラジFondo.」はそんな期待を込めて、今後も定期的に開催してゆきます。
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